ドイツ銀行破綻の懸念が世界の銀行株安へ

 中国景気の鈍化と原油価格の下落が世界株安の主な原因になっています。そしてアメリカの利上げが連続して行われなければ 米国景気は思ったほど強くないとみられ、ドル上昇の材料出尽くしになるし、利上げが連続して行われれば世界景気がグラついているのにとマーケットが混乱す る材料にされます、こうした不安定なマーケット環境では何をどうしても売り材料視されてしまうケースが多いのです。

 欧州が再び揺れてい ます、ギリシャ救済にEUからドイツが一番多く資金を出すことになりました。その後、世界一の販売台数を誇るフォルクス・ワーゲンが排気ガス不正問題で投 資家の信用を失いました。時価総額はあっという間に5兆円規模が吹き飛び、サウジアラビアなど中東のオイルマネーが大量なマネーをフォルクス・ワーゲンに投資していましたが大きな損失です。

 そして今度は、ドイツ銀行が破綻の危機にあると市場で噂されて世界同時株安になっています。ドイツの優良企業であるはずのフォルクス・ワーゲン株価が下落するのは投資家、金融機関にとって大きな損失です。そして世界の自動車株への悪影響も懸念されます。参考例では米フォードが業績悪化して日本から撤退を発表しました。


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ドイツ銀行、フォルクス・ワーゲン、三菱UFJ株価チャート比較


ドイツ銀行株価チャート
 ドイツ銀行株価チャートをご覧ください、2015年4月高値、8月高値があって10月から下落速度が早まって株価急落となっています。ですが、本当に株価下落スピードが加速したのは2016年1月になってからです。三菱UFJフィナンシャル・グループの株価チャートをご覧いただくと、株価下落が加速したのは1月からだということがわかります。
 

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三菱UFJフィナンシャルグループ株価チャート

 株価下落の悪役になっているフォルクス・ワーゲンを見てみましょう。株価チャートでは排気ガス不正問題が発覚した2015年9月に株価急落して、少しリバウンドを見せるものの2016年1月から再び株価下落しています。ここに登場した3社の共通点は2016年1月から株価下落が加速したというポイントです。

フォルクスワーゲン株価チャート
株価チャートデータ引用元:ブルームバーグ

 3社の株価推移をみると、フォルクスワーゲンの株価下落はドイツ銀行に影響を及ぼすが、それが一番の原因であればフォルクスワーゲンの株価と同じように2015年9月か10月からドイツ銀行の株価急落しなければ辻褄が合いません。

 2016年1月から三菱UFJフィナンシャル・グループの株価が急落したチャートと、ドイツ銀行株価が1月から急落したチャートが似ているのは、フォルクスワーゲンを理由にしては弱いということが言える。つまり、株価下落の理由は他にあるということ。

 他の理由とは?世界景気、アメリカ景気、アメリカ利上げ、中国景気、原油安、テロ、日銀マイナス金利導入、オイルマネー引き揚げ、これだけ並べると悪材料ばかりですが、ヘッジファンドの運用資金は過去最高水準にまで膨らんでいます。こちらは好材料になるはず、それなのに株安になっているのは?というのが課題でしょう。

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