クックパッド創業者 佐野陽光氏と穐田誉輝社長の対立
クックパッド(2193)の株価が下げ止まらない、昨年12月に2808円だった株価は現在1531円まで45%も下落した。株価を反映する材料は基本的に、企業業績と成長性への期待だが、クックパッドの株価下落は経営陣と創業者の対立による理由が大きい。
創業者で筆頭株主の佐野陽光氏がクックパッド取締役刷新を求める株主提案を送達、創業者の佐野氏と穐田誉輝社長の拡大路線の経営方針が噛みあわなかったことが原因とされている。
結果的には3月24日に開催された株主総会後に穐田誉輝社長が退任、創業者の佐野陽光氏が指名する人事に刷新された。異例の上場企業内紛で社長交代というスタートとなった。
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こうした内紛を喜ぶのはゴシップ好きな週刊誌だけだ、株価は12月21日高値2808円(時価総額3004億5600万円)から2月5日安値1372円(時価総額1468億円)まで下落、時価総額にして1536億円が吹き飛んだ。創業者と経営者の対立はクックパッドの時価総額を1536億円も下落させ、投資家に損失を与えた結果となった。あたかも創業者が勝利を得たかの内紛劇だが、証券アナリストは「経営体制への不透明感が残ろうことを再確認」(国内大手証券2016年5月10日レポート)として、レーティングは低いまま、目標株価の引き下げを行っている。
企業の経営トラブルは株価に悪影響を及ぼし、投資家にも損失を与えるということを肝に銘じたい。企業経営者も企業業績と企業価値を高める目標を持ってもらいたいが、プロセスを間違わないでもらいたい。経営者の信念とエゴが別物だということを改めて考えさせられる事例だと思う。
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